神戸市漁業協同組合について
神戸市漁業協同組合は、昭和34年に神戸市の西に位置した舞子地区(垂水区)から駒ヶ林地区(長田区)までの7つの漁協(駒ヶ林浦・東須磨・須磨浦・塩屋・東垂水・西垂水・舞子)が合併して設立されました。
漁業協同組合とは、水産業の振興および組合員の福祉の向上を目的とし、漁場の管理や資源などの漁業権管理を中心に水産業を核とする漁村地域の活性化を目指し、漁業・漁村の発展と水産物供給に寄与している法人団体です。
垂水、塩屋、舞子の3つの漁港のほか、須磨浦、須磨東、長田、兵庫の4箇所の漁船だまりを管理。約220名の漁業者が所属し、瀬戸内海大阪湾で底曳網・刺網・1本釣り・篭漁業・たこつぼ漁などの漁船漁業や海苔養殖漁業、観光漁業等を周年で営んでいます。
なかでも海苔養殖漁業は昭和36年頃からはじまり、現在では日本有数の産地として知られています。また、春を告げる魚「イカナゴ」の郷土料理「くぎ煮」の名産地としてテレビ、新聞などメディアに取り上げられている漁港です。
漁協に併設された加工工場では、水揚げ後すぐの魚を鮮度をたもったまま加工することで、安全で安心、高品質な加工品の製造を行っています。しらす、くぎ煮、須磨海苔など美味しさが詰まった海の幸「神戸浜の味」は神戸を代表する人気商品です。
そのほか、ご家庭に「神戸の海で育った安心安全で新鮮な美味しい海の幸」をお届けしたいとの思いから、一般の方にも開かれた漁港を楽しんでもらおうと「漁業デー」や「土曜市」などの鮮魚即売会を開催しています。
都市圏に隣接した漁協として、水産物の流通が円滑に行われることに貢献するとともに、広く親しんでもらえる身近な漁港を目指しています。