Fishing Method
袋状の網を海底まで沈め、船で引っ張りながら海底に棲む魚介類を獲る底引き網漁。
1年を通して営まれており、ヒラメやハモ、クロダイなど四季折々に獲れる魚が変わっていく漁法です。
魚群を探したり、漁獲物を港に運ぶ役割の運搬船と網をひく2隻の網船が船団を組んでおこなう船びき網漁。
春先には瀬戸内の名物いかなごを、GWから冬にかけてはいわしの稚魚であるしらすを獲るための漁法です。
魚の泳ぐ道をさえぎるように網を仕掛け、絡まった魚を巻き上げていく建網漁。
網に魚が刺さるように獲れるので「刺し網漁」とも呼ばれます。
季節や狙う魚に合わせて、網の種類を変えながら営まれている漁法です。
風や潮の流れを予測しながら網を入れ、魚群を囲むように追い込んでいく八田網漁。
イワシやサバ、コノシロなどの魚を総勢20名ほどの漁師が2隻に分かれて網をあげていく、規模の大きな漁法です。
一本釣りのほか、疑似餌を付けた縄を流すひきなわもつり漁業の一種です。
漁獲する魚の量は少ないですが、漁獲物を一尾ずつ丁寧に扱うので高値で取引されます。
(主な漁獲物:タイ、スズキ、サワラ、アジなど)
12月から4月の限られた期間だけおこなうことのができる潜水器漁。
海底を這うように潜りながら、その時期が旬のナマコやサザエ、アワビなど、岩間に棲む魚介類を一つ一つ手作業で獲っていく漁法です。
錨で四隅を固定したロープの枠にノリの種を付けた網を張って養殖する「浮き流し方式」という方法でノリを養殖します。
養殖したノリは、ノリ網の下に潜り込んで刈り取る漁船で収穫し、それぞれの漁業者の加工場で乾燥させ、板ノリにまで加工します。